キジの声

昨日の早朝4時半に起きて残りの釉薬掛けを済ませ、窯詰めをして本焼成の火を入れました。いえいえ電気窯ですから、火ではなく電気のスイッチでした。あははっ。


実はこの朝、庭でキジに鳴き続けられ、そして大きな羽音で目が覚めてしまいました。3月の中旬あたりから、彼女を探しているのでしょう。時々庭でケェーンケェーンと悲しい声をあげています。そろそろ恋の季節も終わろうとしているのに……。


お蔭さまで早起きができ、仕事が一気に進みました。

織部のたたら作りのお皿2枚、織部のひなげし下絵の手付きカップ4個、黄瀬戸の手付きカップ26個、飴釉の椿柄の中鉢3個、飴釉の椿柄の大皿1枚、合計36点です。

ここ数日雨がなく空気が乾燥しているところに、素焼きの直後のお窯での本焼成です。温度の上がり方も申し分なく、明日の朝には、窯出しができそうです。

明日の午後には東京に帰宅予定ですから、ベストのタイミングでの本焼成上がりでした。ありがとう、キジさまさまです。


昨夜は、前日の明け方までの絵付けと釉薬掛けで、猛烈な睡魔に襲われ、ブログの更新ができずじまいでした。何時もながら、本焼成のスイッチを入れたあくる日は、朝から余裕です。お窯の温度上昇グラフをつけながら、昨日の後片付けを済ませた後、直径30cmアップの大皿3枚を引きました。そして、近くのMacchinettaカフェへ。一年で一番の季節です。静かでのどかな山之郷のカフェで、至福の時を過ごします。