白象嵌の手びねりの6つ足湯呑3点です。
鉄分の多い粘土の焦げ茶色と、幾何学的な白の柄とのコントラストが、ちょっとお気に入りなんですが……。
信楽の特選赤土で成形~高台削り後、針で幾何学模様の線を描いてゆきます。掻き落とし柄とは言うものの、針先で削るというより、針のお腹を使って押すような感じで描きます。大小の丸は、焼き鳥の竹串元と丸箸の先と元とで、大小の丸を押して作ります。
ここで良く乾燥させてから、一回目の素焼きに入れます。素焼き後、濃い目の白化粧土をスポンジで柄に擦り込むようにしてゆきます。全体に乾きがきたところで、軽く絞ったスポンジで柄を確認しながら綺麗に拭きとります。口周りや足周りには化粧土を残し景色にします。
そして二回目の素焼きをし、丁寧にペーパーやすりで仕上げたのち、薄めの透明釉薬を霧吹きで施釉し、1,250度で本焼成しました。
〈残念だったなぁ〉
せっかくの手びねりなんだから、もっと指あと残せばよかったなぁ。
そして、そして、薄く作り過ぎたせいで、熱いお茶を入れるとアッチッチ……。
コメントをお書きください