乾いた風が吹いて、真っ青な空に白い雲が浮かぶ、気持ちのいい綺麗な一日でした。
窯詰めの最中、ふと見ると足元の草の上を、触角まで入れると8cm、胴体だけなら4cmぐらいのちょっと小ぶりの若僧が歩いています。あれれれっ、此奴にやられたのかな、気づけば立葵もローズゼラニウムもローズマリーも、何本か根元からバッタリと倒れています。おいおいそこの若いの、と呼び止めると、厳つい顔をしています。黒に白い水玉文様の燕尾服に、長い触角も縞々で、なかなかおしゃれでカッコイイ。そしてまだ若い分だけ艶やかで綺麗だ。
小さなころ、此奴に噛まれて泣いたことがあったなぁ……。などと変なことも思い出しています。
ちょっと、そこは窯詰めに頻繁に行き来するところ、間違いなく長靴で踏みつぶしちゃうぞ。ほらほら、もっと向うに行ってくれよ……。明日また、庭のどこかで花が倒れているのかな……。
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