花二輪の皿

直径31cmの飴釉薬の椿文様の大皿です。


艶やかな常緑の葉の間で艶麗な白い花が、競うように咲いています。


優しい象牙色の花の美しさと、これを取り巻く晩冬の空気感のようなものまで


を、この皿に描きとめたかったのですが……。


葉や茎の艶黒釉薬の間から見え隠れする、むらに掛かった飴釉薬の赤茶色


の釉薬溜まりが、枯れたいい景色になっています。


裏面には3つのPの、PICCOLO PACE PIANOの文字と、高台内には開き始


めた、白い花一輪を描きました。