窯出しの続きです。

アトリエの庭の空気感みたいなものを、表現したかったのですが…。

失敗作の大壺です。


肩から胴、そして腰へのなだらかな膨らみも、ちょっと長めで大き目の首も、全体としてはお気に入りのフォルムです。

アトリエの庭の草花と僕を、いつも明るく元気にしてくれる太陽と、爽やかで気持ちのいい緑の香りを運んで来てくれる風を、弁柄(酸化鉄)で描いてみました。全体のフォルムも、絵柄の弁柄の発色と微かな濃淡も良かったのですが、ただただ黄瀬戸釉薬の釉調がいけなかった。

最悪になってしまいました。


黄瀬戸釉薬を霧吹きで吹いての施釉でしたが、如何せん釉薬の濃度が薄すぎたようで、焼き上がりの釉薬の表面が、ざらついています。土の色も均一で無表情で、面白味のないものになっています。


久しぶりの高さ30cm超えの壺に、力が入っていたのですが、最後の最後でつまずきました。いや~っ、、、本当に残念でした。また再度トライします。



コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    (火曜日, 28 7月 2015 22:10)

    nob_kikiさん
    コメントありがとうございました。エアコン無しではいられない、東京の暑さにいささか辟易しています。山之郷の夕方から聴こえるひぐらしの声と、冷たい風が恋しいです。勿論、あの冷たいミルクティーも…。