下絵付け

8月だと言うのに、この寒さは異常です。アトリエの中の今日の最高気温は、23度までしかありませんでした。寒いはずです。

そしてもう4日も太陽を見ていません。ついこの間までの庭はカラカラで、草花が可哀想なくらいでした。ところが降り始めたらこの雨と寒さ、なんて極端な天気なのでしょう。本当に春と秋のいい季節が無くなってしまうのでしょうか。四季のある国から二季の国になってしまうなんて、嫌ですね。


とは言うもののこの雨と寒さが、じっくりと腰を落ち着けて、下絵付けの絵を描かせてくれたようなものです。丸々4日間描き続けることができました。困ったものです、お蔭で腰痛がしていますが…。


何時もなら朝早くから訪ねて来る、ご近所の飼い猫の白吉も、この雨では外に出してもらえずアトリエを訪ねてきません。そして何時もなら太陽が顔を出してきたら、何だかウキウキしてきて、腰痛予防を言い訳にして、山の中のあちらこちらの散歩にも行きたくなるのですが。白吉が来ないし散歩もできないし、ちょっと寂しい気持ちもしますが、その分集中できました。この雨に感謝です。


前回成形した、古信楽の細目白土に呉須で下絵付けです。直径32cmの大皿2枚に、ご飯茶碗が15個、手付きのカップが5個です。呉須の濃淡をいろいろとつけてみました、上手くゆくといいのですが。

他に信楽の赤土に半失透マット釉と黄瀬戸釉の、それぞれのテスト焼成の手付きのカップが6個と、炭化焼成のお抹茶茶碗が2客です。明日のお天気を見ながら、早目に最後の釉薬掛けを終わらせて、窯詰め後には本焼成のスイッチが入れられそうです。さあ、明日は早起きしなきゃ…。