8月のはじめには、まだ淡い緑色の可愛いイガの赤ちゃんだったものが、あっという間
に大きなイガが割れ、大粒の実が庭のあちらこちらに落ちています。どうしたのでしょうか、今年は栗の大豊作です。
昨年の秋のお礼肥料が効いたようで、ここ一週間は毎朝ざるで山盛り一杯(約1kg)ほどの収穫があります。毎朝の日課が、蚊に刺されながらの栗ひろいです。杭打ちした南側斜面の6段の段々に咲く、紫陽花の根元にイガと実が、転がっています。紫陽花の枝をよけながら分け入ると、朝露に濡れた黒々とした地面に未だ緑のイガと、艶々の茶色の栗の実が光っています。
子孫を繋げようとしているのでしょうか、ありえないほどの遠くへ実を飛ばしています。
秋のアトリエの楽しみは、作陶はもとより、なんといっても周辺の実りの美味です。
吉田さん家の無花果と赤いキウイと、庭の栗で作った茶巾絞りと栗ご飯です。秋色の庭を観ながら、濡れ縁でいただくお薄にベストマッチの茶巾絞りです。花が少なくなった庭で、花より団子。花より茶巾絞りです。この時期の美味を存分に楽しんでいます。
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