ご飯茶碗

窯出しした、呉須の染付のご飯茶碗です。

 

古信楽細目白土に呉須で下絵付けし、石灰透明釉薬を施釉して、1,250度で本焼成しました。焼き上がりの土の色が温かみのある優しい色合いで、この粘土にただいまはまってしまっています。

庭に咲く秋の草花やすすき、がまの穂、蓮の花、そしてやたら描きたくなる、パイナップルと椰子の木の柄です。

小さな四角形の柄を3つ重ねると歌舞伎文様のような、何とも言えない不思議な雰囲気になります。口周り大きな四角形柄を内外に角に描くと、絵柄がお茶碗全体に一気に広がったように、感じられるのが不思議です。

 

5客セットはとうの昔の話ですね。核家族化が進み家族の構成人数が減った今、揃いはせいぜい夫婦の2客でしょう。

気が付けば、何故か5客揃いになってしまっています。あ~あっ、もう古い人間になってしまったようです。