直径33cmの球体の大壺2つです。
庭の草木の間にUFOのようなこの壺を転がして、庭の景色にしようと思っています。
以前作っておいた石膏の半球型を使っての型作りです。
信楽の赤土3.5kgずつの粘土を8mm厚に伸ばし、石膏型で半球を2つ作り、全体が適度に乾燥したところで、繋ぎ合わせて球体の大壺を2つ作りました。一つは、接合部分が平らになるように、ヘラできれいに仕上げ、もう一つは、接合部分を含めて三本の出っ張りで景色にしました。まるでUFOみたいで面白いでしょ。
ひとつの玉が約7kgですから、なにをするにも重たくて持ちにくくて、年寄には苦手な力仕事になってしまいました。
黄瀬戸釉薬を使って自然釉風に仕上げたいと思っていますが、きっといつもながら思い通りにはゆきません。自然釉が流れたように釉薬を流し掛けしたり、釉薬のかすれを出すために霧吹き掛けや、窯変や緋色を計画しても、なかなか思うようには行きません。出来てしまったなりで、良しとしなければならないのが、悔しいところです。所詮は炎の無い熱だけで焼成する電気窯です。穴窯や登り窯で焼成したような効果を期待しても意味が無く、電気窯なりの焼成の効果を求めてゆかなければとは、思っているのですが。それにしても、味わいもなく綺麗にできてしまいます。何とかしたいところなのですが…。さてさて、今回はどうなりますやら。まずは素焼きからです。
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