今日は午後から、友人の書家の猿田創望氏の展示会に行って来ました。
創望氏の作品と、魯山人や定窯や耀州窯の陶磁器や、古い軸などの展示もあって楽しいものでした。時間を忘れてしまいました。
中でも印象的だったのが、高さ20cmはあるでしょうか、創望氏が彫ったオブジェのような、篆刻木印の”風過耳”です。
印材の5面に彫刻が施され、ぐるりが黒で上部が朱と金泥で着色されていて、これが印鑑とは思えない、美しいコントラストを見せてくれています。篆書の大小のはまりの絶妙なバランスや、文字のような絵のような篆書が魅力的です。朱塗りの中国風の台に鎮座している姿には、愛嬌すら感じてしまいました。
久しぶりの銀座でしたが、大陸の彼方から来ている外国の人で溢れていて、早口言葉と声の大きさに、いささか閉口してしまいました。ファストファッションを含む有名ブランド店と免税店が目立つ銀座です。時代の変化と共に進化してゆく街、これがさすがの銀座だったんですね。
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