白御影土の中鉢です。
以前は、あんなに好きだった酸化鉄(弁柄)の下絵のものや、飴釉薬や黄瀬戸釉薬ものが、気が付けば昨年の夏前あたりからは、白御影土に酸化コバルト(呉須)の下絵、そして石灰透明釉薬に代わってしまっています。特に白御影土を還元で焼成した時の、粘土の中から釉薬の上まで突き抜けて来るような黒い斑点と、濃く冴え冴えとした呉須のコバルト色の発色、そして地肌の抜けのいい白度と硬く焼きしまった雰囲気。何故か好きになってしまい、もう幾つも幾つも作っています。
庭の草花や大和久農園さんの里芋の葉、バーベキューの時に焼いて一層美味しくなったパイナップル、そして椰子の木等々、全体がごった煮状態の絵柄をいくら描いてもまだ飽きていません。もう半年以上も同じような飯碗や大皿を成形して、描いて焼いてを繰り返しているのにです……。
頭の中のネジが取れちゃったのでしょうか、何時まで続くのでしょうか…。
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