またまた白御影土に酸化コバルトの直径23cmのお皿です。
お皿の内側全体に、酸化コバルトを筆むらを残しながらベタ塗りし、針で掻き落とし柄を描きました。
何時もの、里芋の茎や葉や庭の草花も掻き落とし柄にすると、絵としてのインパクトは弱くなりますが、筆の表情とはひと味違う単調で硬質な感じの白抜きの線柄になります。きめの細かい白御影土は700度の素焼き後も意外に柔らかく、あまり力を入れなくても、長めの直線や曲線を描くことができます。息を吐きながらゆっくりゆっくり描いてゆきます。
還元焼成したことで、釉薬の表面の黒から銀色に変化する斑の柄も、コバルトのベタ塗りの中にいい表情になっています。
パソコンデスクの赤い背の椅子に立てかけて撮影してみると、赤と黒にコバルトと硬質な白御影土の白さが際立って綺麗です。
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