梅、ミモザ、沈丁花と来て、やっと白木蓮まで来ました。そしてもうすぐ桜です。長かった冬を抜け、待ちに待った春です。ワクワクしながらこの木の下で、この木の春のパフォーマンスに圧倒されています。青空にすっくと咲く白い花は、みごとなまでに群をなして上を向いています。柔らかなアイボリー色の肉厚の花びらの花芯からは、遠くに微かだけど上品ないい香りがしています。
スターダストレビューの”木蓮の涙”の何とも大陸的なメロディーが、日本の演歌的な歌詞と重なって、頭の中をぐるぐるまわっています。
いつまでも いつまでも
側にいると 言ってた
あなたは 嘘つきだね
わたしを 置き去りに
今日のこの強い風と今夜からの雨で”わたしを置き去りに”、きっと散ってしまうんだろうなぁ…。などと独り言を言いながら、スケッチブックに描きとめています。
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