昨年最後の、そして新しいお窯の最初の本焼成から焼き上がったカップです。
新品は、いいですね~っ。
今はなにしろお窯がぴかぴかに光ってますが、ここ山之郷は雨も湿気も多く、そして水分の多い粘土を高温で焼くお窯です、錆びはつき物です。きっといつかは錆びがでてくるのでしょう。
以前のお窯より温度上昇がスムーズで、目標温度到達時間も冷めるのも驚くほど早く、あまりにも順調に事がサクサク進むので、逆に少々心配してしまいました。15~6時間ほどお窯を1時間ごとにチェックながら、久しぶりに焼成グラフなんかをつけてみましたが、48時間後にはそんな心配はどこ吹く風とばかりに、カリッとしたいい焼き上がりで満足しています。
絵柄でしょうか色の取り合わせでしょうか、何故か昭和のレトロっぽい匂いがするカップが出てきました。弁柄で下絵を線描きし、その上から飴釉と織部釉と白マット釉を筆とスポンジで施釉した後に、希釈した黄瀬戸釉を霧吹きで全体に軽く施釉。薄めの黄瀬戸釉が、マット調の素地に軽い緋色の効果も出てくれていて、いい感じです。
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