東京

澄んだ青い空に、傾いたまぶしい陽射しがあって、東京の真冬ならではの晴天が続いています。

 

冬ごもりの生活も50日を過ぎ、暖かなリビングから見る晴れた日の冬枯れの景色も、寒くなければ、決して悪いものじゃないと思うこの頃です。仕事や通院の無い日は、手びねり粘土のかたわら、ふわふわの白吉を抱きながらヌクヌクしています。触り過ぎの構い過ぎで、ここに来て一気に甘えん坊になってしまった、可愛い白吉です。

 

残念ながら遂に、アトリエから持ち帰った20kgの粘土は、全て使い切ってしまいました。きっと60個を超える手びねりでのカップや湯呑は、出来てしまっているはずです。残るのは10数個の素焼きのお茶碗と湯呑への、弁柄と茶呉須での下絵付けだけです。アトリエで粘土をピックアップできる11日までは、ゆっくりやらなければなりません。

困ったものです、始めるとどんどんやってしまう、まだまだ悪い癖が抜けていません。楽しみながら、ゆっくりゆっくりです……。

 

写真は、大好きな桜丸箪笥の前の、鉄織部釉と飴釉と黒釉の三彩釉薬の深鉢です。直径23cmの中鉢ですが、全体にしっかりとした肉厚の作りで、勿論しっかりとした重量がありますよ。