蓮下絵のお湯呑

春が遅い山之郷のアトリエの冬枯れの庭に、蓮の花二輪です。

今年お初の本焼成で、焼きあがった蓮の下絵の織部のお湯呑です。

 

昨年暮れに、ママズベリーの久ちゃんから依頼された、義母さんと叔母さんへの母の日のプレゼントのお湯吞みです。大好きだと言う織部の緑の釉薬に弁柄下絵の蓮の花です。日ごろの感謝を込めてのプレゼントだそうです。久ちゃんは優しいね。

 

冬ごもり中の東京で10個ほど下絵を描き、半分をテストで焼成してみましたが、焼き上がりのいいものが出てきたので、そのまま納めさせていただきました。オーダーものは、いつもながら緊張します。出来上がりのイメージを言葉だけで確認するのは、なかなか難しいものです。とは言うものの、ほとんどの場合は全てお任せでお願いしているのですけれど……。

 

ママズベリーの苺は美味しくて、ゴールデンウイーク過ぎあたりまでの、毎朝食後のデザートに欠かすことが出来ません。

あきひめ、かおり野、紅ほっぺの3品種の中でも、少々固めなのですが、甘い香りと酸味と甘みのバランスから言ったら、やはり紅ほっぺでしょう。今年は例年になく大粒で、甘味も強くあって存分に楽しんでいます。