カップ

何の変哲のない京白土のカップですが、気に入っています。

 

京白土で成形し素焼き後に、弁柄で幾何学模様を下絵付けしました。

持ち手に飴釉を2倍に希釈したのもを掛けた後に撥水剤で保護し、胴回りには黄瀬戸マット釉を掛け、内側と口周りには、お初のマグネシアマット釉を掛けました。

京白土に黄瀬戸マット釉の冴えた黄色の発色もよく、マグネシアマットとのコントラストもなかなかいいようです。この京白土はロクロ成形もし易く、薄手に仕上げることができました。マグネシアマット釉との相性もよくて、優しい白の表情と、触った時の柔らかいマットの甘い手触り感が、なんとも言えないいい雰囲気です。

弁柄下絵の上に掛かった、黄瀬戸マット釉がほど良い赤さに発色してくれて、合わせて濃淡の表現も出ていて、この意外な面白さに、当分の間は京白土に弁柄下絵と黄瀬戸マットとマグネシアマットに、引きずられながらの作陶になりそうです。

 

京白土のきめの細かさは、弁柄下絵に針で掻き落とし柄を描くのにも適しているようで、次回はこれも少しずつ楽しみながら、やってみようと思っています。

 

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コメント: 2
  • #1

    三郎兵 (日曜日, 01 10月 2017 17:06)

    かわいいカップですね。こちらは、そろそろ朝晩ひんやりしてきました。

  • #2

    koh (水曜日, 04 10月 2017 16:38)

    三郎兵さん
    今朝は、東京もグッと冷え込みました。アトリエにも冬が近づきつつあります。寒さにからっきし弱い老夫婦です。床暖やサッシュなど、アトリエの防寒対策をしたけれど、今季の冬は、いつまで居られるのでしょう……。