ヤケクソのカップ

卯の斑釉薬のカップです。

 

信楽白土と鍋土の1:1の粘土に、卯の斑釉薬を掛けると、釉薬が鍋土に反応して、軽いマットの釉調が得られます。心なしか弁柄の色調も甘くなります。そして全体に、少々ザラっとした心地いい地肌のカップになります。

 

時々無性に食べたくなる食べ物を、弁柄下絵で描いてみました。そうそうこれにラーメンと焼き餃子、ステーキ、焼き肉も加えないといけません。

山之郷の山の中のアトリエでは、全く気にならない物たちですが、東京の自宅のご近所では、禁止されているこれらのものが全て揃っています。あはははっ。僕にとっては誘惑の都会です。写真は左から、チーズがたっぷりのWチーズバーガー、高濃度な乳脂肪が溢れんばかりのプレミアムアイスクリーム、生クリームとバターがたっぷりのチョコクレープ等々。どうせこれからもずーっと食べられないものならと、ヤケクソでカップに描いてみました。