黒釉の花入れ

秋が一段と深まってきました。

秋の長雨から台風15号と19号の被害で、今年の山之郷周辺の実りは残念なことになっています。

直近の茄子もトマトも葉物なんて全滅だし、後半の葡萄は全くダメだったし、無花果も19号から続く長雨で、このまま終わってしまいそうな気配です。そしてもっと深刻なのは苺でしょう。苺のビニールハウスは惨憺たる状態で、声もかけられません……。自然を相手に仕事をする農家の方たちにとっては、大変な年になってしまいました。ホントに残念です。何とか、立ち直ってほしい思いでいっぱいです。

 

 

 

写真は艶黒釉薬を中心に、艶消しのダークグレーのストライプ、そして口周りには織部釉です。まだ灰汁洗いの前ですので、緑の発色が今一つです。

全体に思い切って歪ませた姿も、よさそうです。

ちょっと気に入っています。

心配していた、初めての上絵の金色の発色もしっかりとあって安心しました。今後は、この金上絵もいろいろやってみたいと思っています。

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コメント: 2
  • #1

    お京 (金曜日, 25 10月 2019 10:28)

    連続での花入れ、こちらもいいですね。永島さんらしからぬ、いびつな姿も上絵の金色もとても素敵なバランスで好きです。どんどん変わり続ける作品に、興味が尽きません。

  • #2

    koh (金曜日, 25 10月 2019 18:53)

    お京さん
    コメントありがとうございました。今までとは違うことをいろいろやりたくて、楽しんだり苦しんだりしてますが、まだまだ自分のものになっていません。納得できるまでには、時間がかかりそうです。